福知山市の鐘楼新築
京都府北部の福知山市に建つ、曹洞宗善光寺様。地元の工務店様より鐘楼新築の設計施工のご依頼を受けました。柱は欅、それ以外は国産桧を用いています。切妻瓦葺きの二軒の屋根に、禅宗様の台輪と頭貫で柱頭を固めたオーソドックスな形式です。飛貫との隙間は可愛らしい蟇股2枚で受けました。すぐそばにある多保市大池を背に、素晴らしいロケーションが癒してくれます。
有馬棟梁コメント
鐘楼は新築修復合わせて7棟ありますが、設計から自由に造らせていただいた匠弘堂の理想の建物となりました。冬の季節が厳しい福知山ならではの、風除け袴を追加しています。均整のとれたプロポーションを生み出す各部材のバランスとシンプルながらシャープな彫刻デザインを、是非ご覧いただきたいです。