50年前の建物を有効活用した 儀式殿
広島県の速谷神社様境内にある50年前に建てた参集殿、日本建築工藝設計事務所様のご指導の下、儀式殿として改修いたしました。正面奥の神座は吉野桧で全てつくり替え、新たに玄関部分の間仕切りとその横には控室。奥にあったトイレについても、昭和な作りから男女別の使いやすい形式にし、浄化槽も一新しました。また建物側面の一部を増築することで納戸へのアクセスを良くし、その結果収納力が大幅にアップしました。主に機能部分を見直して既存の建物を有効活用することで、様々な使い方に対応可能となりました。そして私共も木造建築の未来はまだまだ明るいことを学ばせていただきました。
横川社長のコメント
先代棟梁の岡本の時代より大変お世話になっていた、広島の速谷神社様。今回のお題は50年前に建てた参集殿を儀式殿として生まれ変わらせたい、そして新儀式殿で前宮司のお神葬式を執り行いたい、という内容でした。コロナ禍にあってご苦労されている現宮司様に是非お力になりたいというところからこのプロジェクトが始まりました。他業種が絡む複雑な工事となりましたが、皆様のご協力でうまくまとまって良かったです。