誕生の経緯
阪神淡路大震災直後の1995年、とある京都の工務店で宮大工棟梁として社寺建築に携わっていた岡本弘のもとに、福岡県出身の有馬茂が弟子入りし、その翌年、当時建築設計事務所にいた横川総一郎が設計監理を担当する寺院新築現場にて、3人が運命的に出会いました。
「うそいつわりの無い、本物のものづくりがしたい」という3人の熱い思いは化学反応を起こし、2001年匠弘堂が生まれたのです。
社名に込めたメッセージ
匠弘堂という社名には様々な思いが込められています。
師匠である岡本棟梁の名前「弘」をいただいたことにより、師匠の意志は会社が続く限り永遠に封じ込められました。
同時に匠弘堂はあくまでも宮大工の職人集団であり、同族会社ではない宮大工による宮大工のための会社であるのことも意思表示しています。
「継ぐべき者が継げば良い」という精神で、匠弘堂は社会的責務を果たしながらも修行道場としての機能を有しているのです。
有能な若者を一人前に育てる修行の場。
そして100年先200年先を見据えた伝統建築を継承する人材育成の場として「匠弘堂」はあり続けます。
年表
- 1995年
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岡本棟梁のもとに有馬が弟子入り(阪神淡路大震災)
寺院新築現場で設計事務所勤務の横川と宮大工岡本・有馬が出会う
- 1997年
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岡本・有馬在籍の工務店に横川が転職、岡本門下に弟子入り
- 1998年
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ベースとなった工務店が倒産
- 2001年
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法人登記 有限会社匠弘堂 誕生 資本金500万円
代表取締役社長 横川総一郎
専務取締役 有馬茂
相談役 岡本弘建設業許可取得 二級建築士事務所開設
公式サイト新設
松井建設と正式取引開始
- 2002年
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工房移転(長岡京市から京都市左京区へ)
- 2004年
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朝日放送「探偵ナイトスクープ!」に2回出演放送
- 2005年
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毎日テレビ放送「せやねん」出演放送
- 2008年
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初めての元請工事(亀岡市大井神社)
- 2009年
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大成建設と直接初取引
- 2011年
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創業10周年 記念誌刊行(東日本大震災)
- 2012年
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入社5年目の髙橋が全国青年技能競技大会で銀賞獲得
BSジャパン「写真家たちの日本紀行」に出演放送
- 2013年
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竹中工務店と正式取引開始
資本金1000万円に増資
- 2014年
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山﨑真由子著「林業男子 いまの森、100年先の森」一部掲載
- 2015年
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9月14日初代棟梁 岡本弘 逝去
- 2016年
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2代目棟梁に有馬が就任
- 2017年
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サントリー特茶CMに社員全員出演
- 2018年
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大成建設と正式取引開始
- 2019年
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Design Week Kyoto オープンファクトリー参加
京都市第4回「これからの1000年を紡ぐ企業認定」
建設キャリアアップシステム登録
清水建設と正式取引開始
ICOMのオフツアー47名が工房来社
「燕三条 工場の祭典」で鑿鍛冶 田斎氏と有馬棟梁のトークセッション
令和元年度「京都市 輝く地域企業表彰」受賞
大嘗祭 大嘗宮造営工事に参加
- 2020年
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KBS京都『きらきん』へ出演放送
- 2021年
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創業20周年 記念誌刊行
- 2022年
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「アースデイin京都」に参加
「きょうとSDGsネットワーク」認定
「ソーシャル企業認証制度(S認証)」取得
- 2023年
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「奨学金 返済支援制度」導入