京都美術工芸大学の先生と学生さん9名様が、仮組見学で匠弘堂に来てくださいました!
照智院大師堂の設計を務めた宇塚がご案内しました。
学生の皆さんは大学で建築について学んでいます。
ここでしか見れない宮大工の仕事、細部へのこだわりをお伝えします!
講義からスタート!
見学の前に、照智院大師堂の新築工事について解説しました。
仮組の過程や大工道具を使った作業の様子を映像で見てもらいました。
つづいて原寸場へ!
ここからは見学に移ります。
原寸図の見学中、先生が体を張って解説に加わってくれました。
ありがとうございます!
皆で設計図とにらめっこ。
原寸図を見るのはこの日が初めてという学生さんばかりでした。
初見で原寸図を理解するのは至難の業です。
設計図面と見比べながら、原寸図に何が描かれているのかを確認しました。
ついに工房へ!
そして待ちに待った仮組見学!
ちょうど大工さんたちが桔木の調整をしているところにお邪魔しました。
軒の様子を間近に観察します。
登り裏甲(うらごう)のねじり具合を身をかがめて確認。
ここは隠れた注目ポイントです。
解説にも熱が入ります。
ちなみに見学当日は、別のお寺の解体部材の補修作業もしていました。
偶然ですが、新築と修理、両方の作業を一度にお見せすることができ贅沢な見学会になりました。
最後の質問コーナーではこんな質問が・・・
Q:仕事をしていて楽しいこと、大変なことは何ですか?
A:楽しいことは、新築の場合、自分の設計した建物が出来上がっていく様を目の前で見れること。大変なことは、設計の仕事以外にも多様な業務をこなさなければならないこと。
学生の皆さんには、自分の好きなことを好きなだけできる今の時間を大事にしてほしいです。
ぜひまたおこしください!
ありがとうございました!
書き手:松本(匠弘堂・設計士)