大本山本興寺 祖師堂
修復工事
兵庫県尼崎市
尼崎の寺町にある江戸時代建立のお堂の保存修理
法華宗本門流大本山本興寺の祖師日蓮上人をお祀りする祖師堂。江戸時代末期1852年再建されました。その後、境内地をはじめ周囲の環境も変わり、壁の大きなひび割れ等建物の不具合が散見されてきました。しっかり現状調査して原因究明から図面化・修理提案した後、小屋補強、床組補強、将来の地震への対策として耐震壁の増設、沈下した基壇の補修、建物周囲の雨水排水工事等を行いました。
横川社長のコメント
尼崎の地で長い歴史を重ねておられる、法華宗本門流大本山本興寺様。祖師堂の現状を見てほしいとのご依頼から、調査・修理計画・見積書のご提示を経て、最終ご用命に至りました。近年に建てられた周囲の建物の影響で、一部地盤が下がったり、雨水が適切に排水されず建物内部に流入していたりと、普段見えないところが傷んでいました。水回りの処理が不適切だと建物の寿命を縮めますので、早めに対処されることをお勧めいたします。