コラム

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横川社長担当

私が社寺建築に目覚めた瞬間(とき)

第2回

[ 歴史マニア? ]

NHKの大河ドラマは、子どもの頃から見ている横川です。
現在も「平清盛」が放映されていますね。
内容とかキャスティングには賛否両論あるようですが、
私は毎週楽しみにしています。

今から40年前にも同じ源平争乱の時代を描いた「新・平家物語」が放送されていました。
かなり古い話になりますが・・・(汗)。
平清盛役を演じられた仲代達也さんや、源義経役の志垣太郎さんは今でも鮮明に覚えています。
それほどに当時8歳の私にはその戦闘シーンや
あらすじ、結末、そして衣装などなど強烈なインパクトがあり、
小学生向けの「平家物語」の本を買っては何度も読みかえしたものです。
(つい先日開催された東京国立博物館の『平治物語絵巻:三条殿焼討の巻』も、
しっかり拝観してきましたよ。)

小学6年生の夏休み自由研究では、
蒙古襲来絵詞」をテーマに調べたこともありました。
これは鎌倉時代の幕府御家人である竹崎季長が、
九州を攻めてきた蒙古軍に武功を立てたのに対し、
幕府からの恩賞が無かったことに不服を申し入れた経緯を一連の物語として描かせたもの。
武士の甲冑姿や一団を組んで進んでいく様、
いくさでの武器の使われ方などには大きな興味を持ちました。
もちろん命がけで戦ったにもかかわらず恩賞がもらえないとは、
なんと不合理なことか!と同情もしました。

私の通っていた中学には、「卒業研究」というのがありました。
私が選んだテーマは、「鎌倉新仏教」。
平安末期の伝染病や政情不安に末法思想が結び付き、
台頭してきた武士や一般庶民のための新しい仏教宗派が起こったという内容を
自分なりに分析し、結論づけました。
かなり渋い中学3年生だったと思います。

今でも日本史の中では、平安末期から鎌倉期が一番好きです。
世の中のシステムが大きく変わっていく変革の時代で、
主役は貴族から武士へと移り変わりました。
この仕事をしてからわかったことですが、
建築においても大きな技術的進歩と革新があった時代だったとのことです。
そう考えるだけでもウキウキ・ワクワクします。

兵庫県小野市にある国宝の浄土寺浄土堂は、
まさに、私の好きな時代と建築が見事に融合して形になったもの。
初めて見た時は全身が震えるほどの感動を覚えました。
ここの斬新なデザインと新しい構造形式が、
以降の社寺建築に大きな影響を与えていくのです。


パンフレットより抜粋

この浄土寺へは、なんだかんだで3回も拝観しに行きました。
とりわけ、初めて訪れた時のことは今も忘れることができません。
実は、建物内部に入って阿弥陀三尊の裏側で寝ころびながら
その美しい架構に長時間見とれてしまったのです・・・。
すると、ご住職さんが出てこられて「こらあ!」と一喝。
今でも恥ずかしく申し訳なく思っています(ご住職さんすみません。
あの時は、上を見過ぎて首が痛くなってしまい寝転んでしまったのです・・・(汗))。

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